土肥功留美プロが見せた契約選手の意地
満身創痍。そんななかBPカストロール契約選手の土肥功留美プロが、意地の予選通過を果たしました。
各地で猛暑日となった大会2日目。会場のある千葉県も最高気温36度を記録し、まさに“灼熱の大会”の様相を呈しました。初日を7位で終えていた土肥プロは、順位こそ通算3アンダーの23位タイと後退しましたが、「この試合だからなんとしても回りたかった。その気持ちだけ」と歯を食いしばり18ホールを完走。「明日頑張るために、冷たいお風呂に入ってくるね」という一言だけ残してコースを後にした姿を見ても、その過酷さが伝わってきます。
開幕前には、「少し前に背中が肉離れをおこしちゃって…」ということも明かしていました。ここは昨年も筋断裂した古傷ともいえる箇所。ただ1年前も、故障明けで調整もままならないなか、決勝まで進む“プロ根性”を見せてくれました。もちろん無理は禁物。ただ、きょうも“これがホステスプロの責任”ということを感じさせるような気迫のプレーで、大会を盛り上げました。
これまでに7度出場してきた今大会。最高成績は初日を首位で終えた2012年の20位タイです。「恩返しのためにも、引退までにはここでいい成績を出したい」。やはり開幕前日に口にしていた、こんな思いもその体を突き動かす大きな原動力です。残りはあと1日。いつもの明るい笑い声を、最後までコースに響かせるような活躍に期待です!