山本景子プロが『爆発した飛距離』で涙の3年ぶりV
第15回目を迎えた灼熱の「カストロールレディース」は3日間の全競技が終了しました。優勝したのは通算11アンダーまで伸ばした山本景子プロ。3年ぶりのステップ・アップ・ツアー2勝目を飾りました。
首位から出た最終日は2番で3パットのボギーが先に来る展開でした。後続がじわりじわりと伸ばし、1打差まで詰め寄られましたが、31歳のベテランは冷静でした。9番で残り103ヤードから2メートルにつけてこの日初バーディ。「大きかったです。後半を気持ちよくスタートできました」。10番パー5では2オンに成功して、3メートルのイーグルパットを決めます。後続を突き放し、そのまま逃げ切りました。
ステップ初優勝を飾ってから2勝目までの3年間を思い返すと、涙がこみ上げてきます。「初優勝してからゴルフがうまくいかなくて、どうしていいか分からない日々が続いていました」。応援してくれた家族、コーチやトレーナー、ともに戦う先輩や後輩たちへの感謝の言葉があふれます。
BPカストロール小石孝之会長が表彰式で『爆発した飛距離』が持ち味と紹介したように、260ヤードを超えるドライバーショットが強みだと自負しています。「今週は特に、パー5で2オンを狙えるし、パー4の2打目もウェッジで打てることが多かったです。武器ではあると思います」。最後まで力強く振り切り、ほかを圧倒するビッグドライブを見せ続けました。
昨夜から『勝つ、勝つ!』と念じ続けて、その願いは届き、優勝カップを掲げることができました。今季の目標は「複数回優勝」。余韻に浸りながらも、「先のことを考えると悪くなるタイプなので、目標を1個ずつクリアしたいです。試合が続くので、まずは次の試合に向けて準備していきたいです」。第15代目女王に輝いた31歳は、次の勝利を見据えています。
山本景子プロ、おめでとうございます!
詳しくは→ https://www.alba.co.jp/tour/category/step/tournament/97545/