大会初試合 吉田藍子 2位タイ発進
「カストロールレディース」で、今季初めての試合に臨んだ吉田藍子プロが、ブランクを感じさせない試合運びを見せました。初日を終え4バーディ・1ボギーの「69」は、トップの横山倫子プロと1打差の2位タイ。2006年「セオリー/ゴルフ5/東建/フルキャストカップ」以来のステップ2勝目に向け、好位置で最終日を迎えます。
「ショットの調子がよかったです」と清々しい表情で話した吉田プロ。そのプレーを見ると、とても昨年10月に行われた「京都レディースオープン」以来のツアー出場とは思えません。久々の試合でしたが、吉田プロは「いい緊張感のなかでプレーできました」と振り返りました。
昨年のQTは269位と失敗。今季は出場権がないままのシーズンインとなりました。今大会は出場権のない選手を対象にした「OKトーナメント」での活躍により、推薦を受けることができ、参加。しかし「普段は練習場やコースを回ったり、プロアマでのラウンドなどをさせてもらっています。土曜日にはインドア練習場でのレッスンをしています」とゴルフから離れる時間は少なく、そのプレーは切れ味バツグンでした。
10番からスタートしたこの日も、15番、8番での5mなど要所でミドルパットを決めスコアメイク。「試合勘や暑さのなかでのプレーなどは練習では身に付けられません。体力面にも不安はありましたが、意外とプレーできました」と笑みを浮かべる余裕を見せました。
今年のQTに向け、日々調整を行っていますが「優勝を狙える位置なので狙いたい。頑張ります」と、最終日へ向けて気合十分の吉田プロ。久々の勝利の美酒を味わうため、最終日も必死のプレーを続けます。