首位発進! 金井プロは「昔のパター」で奏功、ユンジェプロはバーディ締めに笑顔
大会初日、4アンダーをマークした金井智子プロとウェイ ユンジェプロ(台湾)が首位タイに立ちました。
金井プロは、出だしの1番パー5で木の後ろからの3打目を「木の上に上手く打てました。本当にラッキーでした」と3mにつけてバーディ発進。その後はパーを並べる展開が続きますが、折り返しての12番で4mを決めたのを皮切りに4連続バーディ。16番でボギーを叩きましたが、“68”を叩きだし堂々リーダーボードの一番上に名を連ねました。
「今日はパターが良かった」と金井プロは振り返ります。そのパッティングは怪我の功名でした。「Skyレディース ABC杯の時に左肋軟骨(ろくなんこつ)を骨折してしまって、しばらく安静にしていなければいけなくて家でパターの練習ばかりしていました。その時に気分転換に昔のパターを使ったらすごくフィットして。復帰戦となる今週から早速使い始めました」。今日はチャンスを決めただけでなく、「返しのパーパットも外さなかった」と要所を締めるのにも大いに奏功したそうです。
「怪我をしていてショットをあまり練習していなかった分、“ミスして元々”と気負わずできたのも良かった要因の1つだと思います。明日も今日のように気合いを入れ過ぎず楽しんで回りたいですね」。2009年以来となるステップ・アップ・ツアー2勝目を狙います。
(金井智子プロ)
一方のユンジェプロは「ショットが良かったです」と振り返ります。「そのおかげで前半耐えることができて、後半伸ばせました。パターもチャンスのところは決められましたね」とバックナインで5つのバーディを奪いました。
最終18番では残り122ヤードの3打目を打つ前にターゲットをキャディに確認。「グリーンの右の方が低く見えるけど、実は右の方が高いです」とアドバイスをもらいピン左4mにつけると、狙い通り易しい上りのパットを沈めてバーディフィニッシュ。笑顔でホールアウトを迎えました。
「明日もコースマネジメントをしっかりしたいですね。特にティショットの置きどころに気を付けたい。あとはパターが今日みたいにポンポン入ってくれれば、行けると思います」と自信を覗かせました。
(ウェイ ユンジェプロ)